真空方式 |
気体採取器と検知管で行う測定方式で、世界中で最も広く使われています。まず、ピストンを一気に引き、シリンダ内に真空状態をつくり、試料気体が検知管を通過し吸引されるところから、真空方式と呼ばれています。特徴は、誰もが簡単に行え、しかもスピーディで正確な濃度測定ができることです。
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送入方式 |
真空で吸引する方式とは手順が逆で、まず注射筒で試料気体を採取し、検知管に押し込むところから送入方式と呼ばれています。この方式の製品には、二酸化炭素やプロパンなどの極高濃度用検知管があります。
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連続吸引式測定法 |
電動ポンプと検知管で行う吸引式の測定方式です。電動ポンプにより、決められた時間、一定速度で検知管を通じて試料気体を採取します。この方式の製品には、ガス採取装置GSPシリーズなどがあります。
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圧縮空気による送入方式 |
コンプレッサやボンベ内の気体を、その内圧で検知管に送り込む方式です。電動吸引式と同様、決められた時間、一定速度で検知管に試料気体を送り込みます。この方式の製品には、スクーバ用圧縮空気に含まれる、オイルミストなどの不純物を測定するエアテックがあります。
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拡散式 |
気体採取器を使わず、気体の自然拡散を利用した長時間の測定方式です。工場や研究室など一定の環境下で、人の呼吸域または特定の場所に取り付け、1~10時間にわたる平均曝露量や平均濃度を測定します。この方式の製品には、パッシブ・ドジチューブがあります。
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気液平衡法 |
溶剤を含む水を密閉容器に入れておくと、溶剤は気化し容器中に拡散します。この時、液体中と気体中の溶剤濃度は、その物質ごとに決まった比率で平衡を保ちます。この法則を利用した測定が、気液平衡法です。まず採取器と検知管で、容器内の気体の溶剤濃度を測定します。次にその指示値から、それぞれの物質ごとに用意した係数または換算グラフを用い、試料溶液中の溶剤濃度を求めます。液体を直接測定できない場合に有効で、製品には簡易排水試験セットがあります。
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試薬添加法 |
他の簡易測定法では不可能な、ドロや土などに含まれた汚染物質の測定が容易にできます。文字通り試料に試薬を添加し、汚染物質との化学反応で生成ガスを発生させます。この生成ガスの濃度を、気体採取器と検知管で測定。その指示値から、特定の計算式で試料1gあたりの汚染物質の量を算出します。この方式の製品には、ドロや土などに含まれた硫化物量を求める、へドロテック-Sがあります。
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浸漬法 |
狭いスキ間を、液体が自然にぬれ上がる毛細管現象を利用したのが、この測定法です。測定方法は、検知管を液体中に差し込むだけの簡単さ。この方式の製品には、水に溶解している硫化物イオン(S2-)を測定する溶存硫化物検知管があります。
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吸引法 |
吸引法はスポイトと検知管を接続し、液体を検知管内に強制的に吸引する方式です。先端にフィルターを付けた注射筒(シリンジ)で試料溶液を採取し、それを検知管とスポイトで吸引。その指示値から、計算式で対象物質の含有量を算出します。その手軽さから特に現場で短時間に判断が求められる、生コンクリート中の塩分総量や、細骨材中の塩分濃度の測定に威力を発揮します。この方式の製品には、ソルテックがあります。
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