自動ガス採取装置について
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Q1.
自動ガス採取装置GSP-300FT-2は検知管にしか使用できませんか?
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A1.
いいえ違います。自動ガス採取装置GSP-300FT-2は、専用の検知管に使用することも可能ですが、各種捕集管類の捕集用としてもご利用いただけます。
当社製品の、「活性炭チューブ258・251S・251S2、シリカゲルチューブ252S・252S2」はもとより、他社の様々な捕集管を用いた気体捕集にご使用いただけます。作業環境測定や研究等、様々な現場でご活用ください。
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Q2.
自動ガス採取装置GSP-400FTの購入を検討しているのですが、GSP-300FT-2とはどう違うのでしょうか?
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A2.
GSP-400FTは有害大気汚染物質の測定に用いる採取装置として開発しており、GSP-300FT-2は主に作業環境測定・室内環境測定に用いることを目的としております。
GSP-300FT-2の流量設定範囲は、作業環境測定・室内環境測定に対応可能である50~250mL/minとなっておりますが、GSP-400FTは50~1000mL/minの幅広い流量設定が可能で、使い分けをせずに有害大気汚染物質測定法マニュアルに定められているホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、酸化エチレン、酸化プロピレン、水銀及びその化合物の捕集管への試料採取が可能です。
ただし、お客様がご使用になる場合には、その他にも様々な用途への応用が考えられます。
例えば、弊社製品の連続吸引式検知管(作業環境測定用・室内環境測定用・大気環境測定用等)も吸引可能であり、また、これまでAGS-1でのみ吸引可能であった悪臭測定用検知管3S(アンモニア)、4S(硫化水素)、124S(スチレン)についても吸引が可能となっております。
その他、作業環境測定用の捕集管類等にも使用できます。用途に応じてご使用ください。
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Q3.
自動ガス採取装置GSP-400FTは、作業環境測定用の検知管や捕集管にも使用できますか?
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A3.
自動ガス採取装置GSP-400FTは、作業環境測定や室内環境測定等の各種用途の連続吸引式の検知管、ならびにシリカゲルチューブ等の各種の固体捕集管いずれにも使用することができます。
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Q4.
自動ガス採取装置GSPシリーズの流量校正の頻度を教えてください。
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A4.
約1か月の頻度にて定期的に校正することを推奨しております。
精密膜流量計などの市販の流量計をご用意の上、校正を行います。
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Q5.
自動ガス採取装置は、サンプリング体積(積算値)に関して温度・気圧の補正をする必要はありますか?
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A5.
GSP-500FT、GSP-400FT、GSP-300FT-2等について、積算体積を25℃または20℃、1013hPa(標準気圧)における値で取扱う場合には補正は不要で、一方、実環境の温度・気圧における値で取扱う場合には、補正が必要になります。
GSP-500FT等の自動ガス採取装置では流量センサーにて単位体積当たりの空気の分子の量(分子数)を計測し、吸引量を制御しています。単位体積当たりの空気の分子数(質量)は、温度と気圧が指定されれば固有の値を示します。
例えば、GSP-500FTおよびGSP-400FTでは、25℃または20℃、1013hPaにおいて単位体積当たりの分子数が吸引されるように設定されています(25℃または20℃から選択可能です)。GSP-300FT-2およびGSP-311FTでは20℃、1013hPaで設定されています。
したがって、周囲環境の温度・気圧が変化しても、常に固定された量のガスが吸引され、周囲環境の影響を受けることはありません。
結果として積算値は、周囲環境によらず25℃または20℃、1013hPaでの値となります。
一方、ガスの体積は周囲環境の温度・気圧により変化しており、実際の吸引体積は、積算値の表示値と異なることがあります。
例えばガスの定量分析において質量濃度(mg/m3等)を算出する際、これを25℃または20℃、1013hPaにおける値として表記する場合には、GSP-500FT等の自動ガス採取装置の積算値を、捕集体積としてそのまま利用できます。